作家になるために多くの作品を書き溜めているという人は、今後自分の作品をより多くの人に読んでもらいたい、作家として生計を立てられるようになりたい、と多くの人が夢見ていると思います。
そのチャンスのひとつとして考えるのが自費出版です。自費での出版は、出版にかかる費用を自分で支払うことで本を作り、販売することができる方法。専門の出版社があり、追加料金を支払えば販売までサポートしてもらえます。ただ、こうしたオプションを利用してまとまった部数の本を出版するとなると、かなりの費用がかかりますので、リスクが大きい方法でもあるのです。
自費での出版を検討する前に、作家を目指すためにできることについてこちらでご紹介していきますので、まだ着手していない人はぜひチャレンジしてみてください。

文学賞に応募することは必須

作家になるためには、まず文学賞に応募するというのは必ず通る道です。多くの作家がさまざまな文学賞に自分で応募し、受賞したり、受賞は逃したけれども出版社の目に留まり、その後作家デビューしています。文学賞には実に多くの種類があり、ホラー小説や純文学、長編や短編など、その作品に合わせた賞を設けていますので、まずは自分の作品に合った文学賞に応募してみましょう。
文学賞にもよりますが、応募後に自費での出版を取り扱っている出版社から、自費出版のオファーが入ることもありますので、それから検討してみても遅くないと思います。

電子書籍の発行にチャレンジしてみる

最近注目されているのが、「電子書籍」です。携帯小説なども一時大ブームになりましたが、電子書籍も多くの人が自分の作品を発表していて、人気のある作品は書籍化され、そこから作家デビューしたという人も多いです。電子書籍を発行するサポートをしてくれる出版社もありますが、無料で作品を掲載できるサービスを展開している企業があり、インターネット上から自分の作品をお金をかけずに掲載できます。
そのほか、電子書籍を作れるアプリが無料でダウンロードできるので、そういったものを活用して自分で電子書籍を作成し、ブログやホームページなどにアップして読んでもらっている人もいるようです。
作家になる道は決して平坦ではありませんが、昔と比べると今はさまざまな方法で自分の作品をPRすることができるようになり、チャンスも広がってきています。年配の方でも電子書籍がきっかけで作家デビューした人がいるようですので、ぜひ自分でできることから積極的にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。